完璧じゃなくても
- Yoko Patino
- Apr 17, 2019
- 4 min read
娘のフランスでの様々な手続きや受験のことを通して毎回気づきや学びがあります。
親なので、ついつい色々な心配が出てきてしまうのですが、何かあるたびに何も心配しなくて大丈夫なのだと思わされます。
想像していた以上に手続きに関してはどれもすごくスムーズに行きました。
手続きによってはすごく時間がかかってしまうのはフランスあるあるですが、それも無事終えました。 フランスでは留学生でも条件を満たせたば住宅手当の申請ができ、家賃の何割かを負担してもらうことができます。 その手続きがやっと完了したようなのですが(去年の秋に申し込んで、やっと2月に)、書類不備があって、後日送付しなければならなくなったんですが、娘は学校のことで忙しすぎてまだ送っていなかったのですが、すでに口座には4ヶ月分の振込みがされていたそうで、親としてはとっても助かりました。
戸籍謄本の原本の日本語のコピーを送らずフランス語訳だけ送ってしまったみたいで、日本語のものも送ってねと言われていました。
しかも去年の1月に発行してもらったもので、半年以内に発行されていないものでしたが全然問題ありませんでした。 フランス大使館のサイトにはアポスティーユを要求されることが増えてきたと書かれていたので、念のため去年の8月に戸籍謄本を発行してもらい更にアポスティーユもつけて、翻訳もしてもらっていましたが、結局娘はそれは使用せず、古い方を利用したのですが、大丈夫でした。 コピーを添付して送信して終わりでした。
過去の色々な人の体験談を読んでると、なかなかスムーズにいかなかったり、書類不備があるとまた手続きしに行ったり、問い合わせしたりと大変そうだったので、念には念を入れて準備しておいた方がいいのかなぁ、完璧にしておいた方がいいと思っていました。 ですが、毎回手続きに関しては娘の場合、いつも問題なくて進んで、大きなトラブルもなく、今回の流れにもまた驚かされ、こんなこともあるんだぁと拍子抜けというか、笑ってしまいました。 いつも全く焦ることもなくイライラすることもなくのんびりしてる娘
必ずいいタイミングで流れに乗ってる感じなので、本当にあれこれ心配しなくていいのだとまた思わされ、もし、思うように行かなかったらどうしようと、毎回最悪のケースを想定してしまって不安と恐れ、心配を持ってしまうことが私自身はまだあって特に書類の手続きに関しては完璧じゃないとダメかも〜という強い思い込みのようなものが残ってることにも気づかせてもらいました。
その後、受験の手続きに関しても、書面ではこうであるべきと書かれてあっても、一応相談してみると融通が聞いたり、大丈夫なケースがあることも知って、最初からこれだとダメかなと思うのではなくて、確認してみるって本当に大切だと感じました。 現地で娘は本当によく頑張っていて、たくさんの刺激を私ももらっています。
ありがたいことに、必ず親切にしてくださるフランス人が周りにいて、本当に人にも恵まれているなぁと毎回感じます。 3月の終わりから受験が始まり、つい先日3校目の受験を終えましたが、その間フランス人の受験生たちが大丈夫って声をかけてくれたり、差し入れをくれたり、Airbnbのホストのフランス人もとっても親切で、他の学校でも面接で待っていたらフランス人受験生が声をかけてくれて励ましてくれたらしいのです。 みんな優しいです。 受験生でみんなライバルだと思うんですけど、ピリピリした感じもなくていいなぁと感じました。
最初の2校は不合格になりましたが、3校目は有難いことに合格になりました。
最初の2校での受験、面接があったからこそ、3校目で頑張れた感じがしました。
面接で色々なことを聞かれるたびに、鍛えられていった感じで、自分が本当にやりたい方向性みたいなものを忘れていたことにも気づいて、自分がやりたいことってこれだったと本人自身も気づきがあったみたいです。
3校目の面接の前日に2校目の不合格がわかって、通常だったら精神的にはすごくきついと思うんですけど、気持ちを切り替えて、面接を待っている間「大丈夫?」と声をかけれてくれる人がいて緊張がほぐれて面接に望むことができ、精一杯アピールをし、面接後、偶然2校目を一緒に受けていたフランス人がいて、2校目の合否の結果を知って、励ましてくれました。
正直どこも入れないかもしれないという心配も若干ありました。
フランス人でも入れない人がいっぱいいますから、フランス語が母国語じゃない娘にとってはハードルが高すぎるのではと思ったりもしていました。 作品だけではなくて、言葉で語らないといけませんし、筆記試験もありますから。 でも、頑張りました。
まだあと2校の受験が残っています。
結果がどうなろうと、今ある瞬間に感謝して、フランスに居られること、試験を受けられることがどれだけ幸せなことなのか、それを感じて残りの試験を楽しんでほしいと思いました。
